2013年1月30日水曜日

オッチャン鉄ちゃんが動き出した写真

昨日「オッチャン鉄ちゃんの足のむくまま」
第八回が更新された。

実は、このコンテンツを作ろうと思いついたのが
今回メインの写真に使われている写真を見たときだった。

もう14、5年も前か、
落合さんと仕事の話が一段落し雑談に変わった時。
なにげに趣味の鉄道の話が始まり、
Nゲージから幼少期より撮りためた電車の写真ばなし。
なかでも近鉄電車は、ほとんどの線を撮り尽くした猛者だとわかる。

後日、猛者写真をプリントアウトし見せてもらうことになり、
その中に、あのメイン写真が混ざっていた。
浜名湖佐久米駅で撮影された写真は、
今回掲載されている以外にもかなりいい写真を撮られていた。
その写真を眺めるに
「あぁこの人は社長さんなんかやってるより、
 こういう趣味の鉄道に関わる写真をチョコチョコ撮影して
 何かのカタチにするほうが性にあっているんや」
漠然と思った。

その時もなんとはなしに
「写真集とかできたらよろしいなぁ」などと
ベタベタの大阪弁で他愛も無く喋っていたものだ。

して今になり弱小サイトではあるが発表する場所ができ
「いやぁ嬉しいわ〜」喜んでおられる落合さん。
お世辞でも嬉しいものだ。

その始まりの写真を使用した第八回「渡り鳥は鉄道ファン」
是非ともご覧ください。


しかし、まだまだ写真集は遠い未来である。

2013年1月28日月曜日

大学生

学歴で将来が左右されていた昭和50年代。
確実に落ちこぼれの当方にとって大学とは高嶺の花であった。

ましてキャンパスライフをおくる大学生には
嫉妬を含む羨望の眼差しで見つめていた。
その名残でか、
何々大学卒業ですなんてプロフィールを述べられると、
一瞬緊張して「大学生さん、ですか…」とさん付けする始末。

その劣等生の私が先土曜日、晴れて大学生となったのである。

その名も「奈良ひとまち大学」

国公立?否。私立?近い。

学校教育法上で定められた正規の大学ではなく、
生涯学習を推進する団体である。
そう、誰でも講義ごとに申し込み、
人数多数の場合は抽選で受講できる大学。
奈良にまつわる内容を地元の方々が講師となり、
講義いただける。

学生証も発行されて、
協賛店で学割サービスも受けられる本格的なもの。

この日の講義は
「カワイイ、だけが鹿じゃない! ~野生動物と仲良くするには?~」

奈良の鹿愛護協会事務所の講義で、
あまり対外的に知られていない人と鹿のトラブル、事故、
鹿が芝や木の幹を食することによる自然環境の功罪、保護活動等々。

人との共生ができない鹿を隔離し一生を見守る「鹿苑」の見学。


隔離されている鹿たち
人と共生できない鹿は角を切られず各所で戦う姿が見られる
同級生たちと鹿苑に見学
今回講義された鹿サポーターズクラブ吉村さんと
奈良ひとまち大学スタッフの方々

とても興味深く楽しい。
知らなかった事を教えて貰うのはとても気持ちがいい。
これも大学生の一員になったからだろうか。

大学生の義務としてこの講義のレポート提出を求められた。
一緒に参加したシェンシェイは放免で、
最初に手続きをした私だけが求められたのである。
どうやら初めて参加した人の中で一人だけ選ばれるらしい。

光栄な事だと、このブログをアップし終わったら
早速取りかかる事にしよう。

そう、大学一年生としての自覚を問われているのであるからにして。



ちなみにこの日は若草山の山焼きで、
夕方から夜にかけて大勢の人たちでごった返すであろうと
私は生駒の宝山寺にのぼり、
遠くから山焼きの火を写真におさめてみた。



まったくピンぼけでテイタラク。

2013年1月23日水曜日

日課

朝起きて、近くの氏神様にお参りし、
家のお仏壇の花と水、
神棚の榊とお米と水をかえるのが日課だ。

私は信心深いのだ。

清く正しく美しくなのだ。

人間が素晴らしく完成されているのである。



嘘だ。
まったく嘘。

死刑囚が自分の過ちを悔いて般若心経を唱えるのと同じである。
「またやってしまいました。悔いております」
神様に仏様に頭を垂れるのである。


神棚から榊を一対棚から下ろした。
正月仕様の榊は松竹梅をあしらわれている。

その梅の枝から梅が開花していた。
「おー!」





















まもなく節分。
春に向けてまっしぐらである。

2013年1月18日金曜日

笑顔

年末年始と諸々撮りためたiPhoneの写真を眺めていた。
なかに、こんな写真があった。

「笑顔は幸せへの妙薬」

私の事務所、猛烈工房の今年の年賀状に
最大の挑戦は赤ちゃんが笑いだすオモシロ顔になる事と記した。
今も朝歯を磨きながら鏡に向かってオモシロ顔を練習している。

先日、本町界隈でベビーカーを押す母子が
信号待ちしている状況に遭遇。
後ろから母親に気付かれないよう赤ちゃんに視線を送った。

その気配を察知した赤ちゃんがこちらを向いた。
日頃の成果を試す時が来たのだ。

心持ち肩に力が入った私はオモシロ顔を連続して繰り出した。
ポカンとあっけにとられていた赤ちゃんは次第に口角が緩み、
目が三角形に変化し笑顔になった。

やった。
私は今年最大の挑戦をわずか半月で成し遂げてしまったのだ。

信号が青になった。
乳母車が急発進した。
お母さんが何やら身の危険を感じたのだろう。
私から出来るだけ早く遠ざかりたかったようである。

しかし、遠のいていく赤ちゃんは
今度キャッキャッと声を上げだしたのである。
これは紛れもなく私の完勝ではないか。

このことをある先輩に話してみた。
先輩曰く
「それは松岡君、キミの顔がデカイからやで」
バッサリ切り捨てられた。

「赤ん坊というのは顔の表情とか仕草など細かい動作を
 ハッキリ視認できているわけではないんだよ」
「だからキミみたいに顔がデカイと一つの表情も
 大きく動くから視認しやすいんやな。
 そこに悪意が感じられなければ赤ん坊は笑うんよ。

 でもキミの顔を見て笑った赤ん坊の笑顔を見て
 周りの大人が笑顔になっているんだから、
 大人がオモシロ顔になることはある種必要なことなんやね」
なるほど。
そういえばあの交差点では母親以外みんな
なんとなく優しい顔をしていたような。

「笑顔は幸せへの妙薬」である。

2013年1月16日水曜日

裁判


北区西天満に打合せに出かけた。

西天満には法律関係の施設がてんこもりだ。
司法書士の事務所に弁護士会館、会計事務所等々。
それはこの地に裁判所があるからだ。

打合せ先へはこの裁判所を通って行く。
今日も沢山の人たちと報道陣が出口に溜まっていた。

「何の裁判を溜まってるんですか」
一番遠巻きに見ていた老婦人に尋ねてみる。

「その昔、大阪大空襲でね被害を受けたのは国の責任でしょ。
 軍人さんには補償があったのに空襲被害者に補償がないのは
 おかしいと高裁で審議してもらってたの」

一瞬目を潤まされた老婦人。
「棄却されたの」

そのとき
よくテレビで見る大きい紙をカメラの前でバッと拡げた。

「不当!不当判決!」一斉に声が湧いた。

知らなかった。
そういう裁判が行われていたことすら知らなかった。
まだこの日本は第二次世界大戦が終わっていなかったのだ。


最近「ございます〜」口調から
「なのだ」「〜だ」口調に変わったのは、
決して夏目漱石を意識した文学を志そうなどと考えたわけではない。
あまりに下からご機嫌を伺う口調に飽きてしまったからだ。
またいずれこの口調も飽きてきて上からもの申す
「ざます」口調に変わるかもしれない。
たいした意味はないのである。

「我が輩は猛烈である」「今はそれほどでもない」

2013年1月15日火曜日

オッチャン鉄ちゃん第七話本日更新


「オッチャン鉄ちゃんの足のむくまま」第七話本日更新。
今回は松山の伊予鉄道をフォーカス。

落合氏の鉄ちゃん知識にあらためて脱帽である。
それでいてエロで結ぶあたりやはり落合氏である。
是非ご一読を。

さて明日午前中に東京新宿に届けないといけないデータを
宅急便営業所に持ち込んだ。
色々と問題の多かった仕事であった。

時間は午後2時半。
充分余裕のある時間だ。

「東京新宿やけど明日の午前中着で」
コチラの要望に顔を曇らせた窓口係。
奥から責任者らしき人がのっそり顔を出し
「昨日の雪で、午前中のお約束が出来ない状況でして…」

そうか首都圏は雪で交通網が乱れているのだった。
やはり問題の多かった仕事だけにすんなり終わらせてはくれない。

一番問題を起こしてくれた張本人に電話をして
その旨先方に伝えるよう要望する。
それぐらいはキチンと話が出来るだろう、不安がよぎる。
そんなディレクターである。

急に心配になったので証拠の写真を撮っておいた。
「ハイ、チーズ」

どうだ!これで完璧だ!
安心して営業所を後にした。

自宅に帰り先ほど写した証拠写真を送ろうと
画像編集ソフトで開いてみたのだが、
この写真はなんの証拠写真にもなっていないことが判明した。

何せ時間の表示が全く無い。
時計でも画面に映り込ませていれば効力を発揮したのだろうが、
ここには急にiPhoneを向けられ
「ハイ、チーズ」なんて言われて困ってしまった
女性店員さんしか写っていないのだ。

伝票には時間の表示はなく、
ましてこの写真はピントがボケている。

そんなもんだ。
この仕事はまだまだ色んな問題を起こしてくれそうだ。

2013年1月14日月曜日

お初の初辰さん

今日は今年初めての初辰さんなので、
外は冷たい雨なのに頑張って出かけた。

本当に寒くて雨がチメたいのに沢山の人がお参りに来られている。
こんなに苦労してお参りに来ているのだから、
きっと今年はいい年になること間違いない。
ここに出くわした人たちみんなそう思っていることだ。

清め塩を舐めた。
決してつまみぐいしたわけではない。
「どうぞ、みなさまご自由にひとつまみ口にしお清めください」と
書かれていたから舐めたのである。

それだけでスルーすると運気が逃げる気がするので、
盛り塩用の清め塩を購入。





















これできっと今年はいい年になるはずだ。

こうして意気揚々と帰路についたわけで。

三連休最終日はさすがに電車内もガラスキで
長椅子の右端に腰を下ろす。
右横の手摺に傘を引っ掛けゆったりと文庫本などを読むのである。
久しぶりの電車は思いのほか心地よく快適空間であった。

ふと気付くと堺筋本町に到着していた。
慌てて下車した私は出口へ急ぐ。
何せ寒いのだ。

家に一番近い出口は1番出口。
案内板を追って改札口を出る。

おかしい!見たことの無い景色だ。
そこは10番出口だった。
おかしい!今年はいい年になるはずなのに!

堺筋本町は一つ出口を間違えるととんでもないところへ出てしまう。
とにかく外へ出よう。
早く帰宅せねば。
階段を上るとチメたい雨が降っている。
そう傘をさして…。

あ!傘が無い!

おかしい、今年はいい年になるはずなのに…。

今年は巳年、年男である。

2013年1月3日木曜日

あらためまして

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。

新年のご挨拶は日付が変わった瞬間アップするつもりだったのですが
何の手違いか大晦日の23時53分にアップするという
肝心な時にやってしまいまして。
あらためまして新年のご挨拶でございます。

そして本日、
「巡礼旅日記」第二回を更新でございます。
今回も暖かい写真でございます。

正月も三日になりまして
正月気分も今日まででございます。
今日中に終わらせないと行けない仕事が目白押しでございます。
もともと正月気分なんてありませんが、
本日になってサザエさん症候群らしき感情にとらわれております。
明日から仕事か、嫌やなって感じで。
今も仕事をしているんですがね、これが正月三が日魔力でございます。

皆様いかがお過ごしでしょうか。
明日から普通の日常が始まりますよ。
今年もよろしくお願い致します。

平成25年1月3日 猛烈工房 松岡猛