北区西天満に打合せに出かけた。
司法書士の事務所に弁護士会館、会計事務所等々。
それはこの地に裁判所があるからだ。
打合せ先へはこの裁判所を通って行く。
今日も沢山の人たちと報道陣が出口に溜まっていた。
「何の裁判を溜まってるんですか」
一番遠巻きに見ていた老婦人に尋ねてみる。
「その昔、大阪大空襲でね被害を受けたのは国の責任でしょ。
軍人さんには補償があったのに空襲被害者に補償がないのは
おかしいと高裁で審議してもらってたの」
一瞬目を潤まされた老婦人。
「棄却されたの」
そのとき
よくテレビで見る大きい紙をカメラの前でバッと拡げた。
「不当!不当判決!」一斉に声が湧いた。
知らなかった。
そういう裁判が行われていたことすら知らなかった。
まだこの日本は第二次世界大戦が終わっていなかったのだ。
最近「ございます〜」口調から
「なのだ」「〜だ」口調に変わったのは、
決して夏目漱石を意識した文学を志そうなどと考えたわけではない。
あまりに下からご機嫌を伺う口調に飽きてしまったからだ。
またいずれこの口調も飽きてきて上からもの申す
「ざます」口調に変わるかもしれない。
たいした意味はないのである。
「我が輩は猛烈である」「今はそれほどでもない」
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