2012年10月23日火曜日

オッチャン鉄ちゃんの足のむくまま

ここ数日、mouretsu.netを立ち上げたやら
参加いただいた方の連載開始やらで、
今までで一番Dreamweaverを触っております。

他の皆様のようにコードをバリバリ打ったりなんかできませんので、
Dreamweaverのソフトを使って作成しているわけであります。
もう、何回も虎の巻の本を読みながらでして。
都合6冊になる虎の巻。

一社で編集されている内容では把握できないワタシは、
他社で刊行されている虎の巻なら理解できるのではないか。
いや、この本も分かりづらいのだ。
この隣の本なら分かるのではないか、
また2500円ほど支払って購入し、
都合6冊になった次第。

でも結局分からないわけです。
今までならばそれでも良かったのですよ、
分かるようになってからホームページを立ち上げれば
良かったのですから。

しかし、今回は状況が違いまして。
何せワタシ一人ではないのであります。
お世話になっている方にも連載を担当していただこうって趣旨です。

例えば隔週で更新しましょう、毎月1回連載します!
いやぁそれは嬉しい!よろしくお願いいたしますよ!
なんつってこちらは調子良く、
有頂天になってお願いしてるわけでありますから、
こういう難しいサイトはウチよう作れまへんねん、
出来るようになるまでお時間いただけますやろか。
まぁこんなことは許されないわけでして。

今のワタシが持ち合わせている知識で出来る範囲で
サイトを構築して行かないといけないのであります。

そう、ワタシが持ち合わせている知識、
薄っぺらいんですよこれが。

いやいや、この社の虎の巻の真ん中辺りに書かれていたなぁ
これがワタシの知識であります。
記憶するってことが、
どうやら今のワタシには明らかに欠落しておりまして。

よって、昨日出来た動作が
本日まったく出来ないなんてこともザラでございます。

コードを上から一つ一つ見直して、
いえ、コードなんて読めませんよワタシ。
昨日出来ていたページと、今回出来なかったページの
どこが違うのか検証するわけであります。
時に偶然、これか!って判明することがあるのです。

そういうことを根気よく続けて、
それでもダメなら昨日したように
虎の巻を一から捲り同じことをもう一度するのであります。
こういうことをやってるんですねワタシは。

まぁ進歩の無い、失敗を次ぎに繋ぐことの出来ない、
昨日やったことをメモに残すとかの対策も出来ない
ダラダラ人間が作っているのでございますmouretu.netは。

だもんで、なんだこの稚拙なサイトは!とか、
もっと使いやすくしないとダメだ!
などと努々仰られませぬように。
まだまだヨチヨチ歩きの幼児でございますコチラは。
長い目で暖かき眼差しで、
お守りいただきますようお願い申し上げます。


本日、このサイトにご参加いただいている
「オッチャン鉄ちゃんの足のむくまま」連載スタートいたしました。
さんざんぱら前行で言い訳を述べましたので
この連載も重々肝に銘じてお読みいただきますよう
何卒よろしくお願いいたします。
一応月2回の連載を予定しております。
http://mouretsu.net/

2012年10月22日月曜日

うどん

昨日は、お世話になっている先輩と心斎橋でお昼を食べに行きまして。
もう、うどん。まさしくうどん。

12時を少し回った頃で、満員になるであろうちょっと前に滑り込み入店。
ホッと一息。

以前もこの先輩に連れていただいたお店で、もう、うまい。まぁ、うまい。
そんなお店でございます。

2階に通され、6人席を2人で使う贅沢さよ。

天ぷらの盛り合わせにおうどんと鉄火巻きが付いている御膳にするか、
豚肉の甘辛つゆにつけるつけ麺、肉つけにするか思案の真っ最中。
どれも旨そう、よだれが顎から首を伝いシャツにこぼれてまいります。

「どっちがおすすめ?」
注文を取りに来たカワイイ、若いお姉ちゃんに尋ねてみます。

「あ〜それはどちらも…」
こうやって前途ある若者を困らせてしまう、中年オヤジ。

「じゃぁ、こっちで」
ワタシが指差したのは天ぷら、鉄火巻き、うどんの御膳。

「もうおなか減ってるから、あなたの気持ち大盛りで」
もうオヤジの鬱陶しいくすぐり。

「はい、めいっぱい大盛りで」
よくできたお姉ちゃんで。

そこから世界の経済状況をふまえた、
我々半径100mの景気動向に話は深まり。
結論、頑張らねばならぬと奮起することになりまして。

そうこうしているうちにテーブルに運ばれてきたうどんは、
ワタシのうどんの器は先輩のゆうに1.5倍あり

「大盛りでございます」
さきほどのお姉ちゃんとは違い、
ワタシより年上の女性が満面の笑顔で仰られたわけで。

この大盛りは、あのお姉ちゃんの気持ち大盛りなのか、
この女性の大盛りなのか。

とにかくうまい。うまさ大盛り。

会計の段になって、普通盛りも大盛りも
同じ値段だと知ることになりまして。

「やっぱり、あのお姉ちゃんの気持ちなのだ」と
ワタシ信じることにいたしました。

こんな美味しくて気持ちイイお店なのに、
うどんもお姉ちゃんも写真に撮っていないことに
表へ出て気付いた次第で。

今度もう一度行きます、
あの大盛りうどんとトビキリお姉ちゃんに逢いに。

2012年10月21日日曜日

シャチョウさん

長年社長をされていた事務所を整理し、解散され、
只今輸血に使用される血液製剤を運搬する仕事に
従事されている方にお会いした。

まぁ、早い話昔ワタシがご厄介になっていた
事務所の社長さんであります。


今度mouretsu.netで連載していただくことになった原稿を
お持ちいただきまして。


「お!えらい元気そうですね」

ワタシ、思わず感嘆の声をあげました。

「そう、ま、今楽しいもんね」

「そうでっしゃろな、肌ツヤがようなりましたで」

そう、何やらドス黒い靄のような霞のような、
負の雰囲気が漂っていた昔とまったく違い、
いや、スパッと晴れ渡った夏空のように
スッキリされているのであります。


「もう、今ラク!ほんまラク!」

「ラクでっか」
「もうなんか色んなこと考えんでええもんなぁ〜」

そう、ほんとうにこの人は社長時代大変な想いをして
会社を経営されておりました。

基本的に人間がエエ人で、
みんなに好かれてエエ想いも沢山されてきはりました。

バブル時期には、そりゃもぉウハウハ気分で
天にも昇っておりましたが、その反面
妬みからか裏切られたり貶められたりして、
どん底に落とされるようなことも数限りなく経験され。


その度、誰かが手を差し伸べて
また立ち上がるの連続でありました。


ワタシは、この社長さんがどん底に落とされた後、
まさに立ち上がるまっただ中でお世話になったのであります。


だもんで、エエ時代も栄光の業績を上げていたことなんて
さっぱり目撃してはおりませんでした。

頼りないダメ社長ぐらいにしか思っていなかったワタシは、
まぁ言いたい放題やりたい放題しておりました。


もう、触れるもの全てに噛み付きズタズタにしておりましたワタシを
根気づよく使い続け独り立ちするまでに育てていただいた訳であります。


一説によると社長さんは、ワタシが面接で対面した時に
「いやぁいつ倒産するとも知れない会社に入ってきてくれて
 申し訳ないなぁ」
なんてワタシに負い目を感じながら
雇ってくれていたので
無下にクビにできなかったんではないかと巷で噂であります。


で、ワタシは4年ほどお世話になり独立開業しこの事務所を去り、
その後十数年山あり谷ありの綱渡り経営を続けられ、
2年ほど前解散されたのであります。

解散する時も社員一人一人に次の職場の斡旋なんかもして
独立させた社員にはパソコンを含めた仕事備品も進呈し、
担当していた仕事も丸ごと譲ったりと。

まぁ回りで見ていた外部スタッフは呆れるほどの世話焼きに
苦笑いしていたものであります。

そんな責任を背負い込むタイプの社長さんは
肩の荷を一つ一つ下ろして行かれたわけで。

「ちゃんと決まってるスケジュールで
 仕事するっていうのはエエもんよ。
 特別なことするわけでなし、
 給料は安いけどちゃんと毎月給料あるし、
 そこそこ休憩の時間もあるから今までしたかった
 文章書きもできるんよ。楽しいよ」

ホントに楽しいんでしょうね、
楽しい気持ちがこちらにビシビシ伝わってまいります。
良かった良かったと思うワタシでありました。


その楽しい気持ちでいっぱいの文章がワタシが主催します
mouretsu.netで「オッチャン鉄ちゃんの足のむくまま」と
題するコラムで連載開始いたします。
只今鋭意製作中であります。
もう少しお待ちください。

また、このmouretsu.netにもうひと方
参加いただけることになりました。
来年の1月連載開始を目指し、原稿を依頼中であります。
こちらもご期待ください。

と、宣伝なんかを入れてみました。

2012年10月19日金曜日

モウレツ

ワタシの屋号は、猛烈工房と申します。
下の名前タケシから一字とった訳で。

「なんじゃこれ〜」って名前がイイってワタシの希望で、
イラストレーターのシェンシェイがつけてくれたのです。


もうかれこれ12〜3年前の話であります。

その当時、まさしく「え〜!モウレツ!?ー」
「うひゃうひゃ〜」「うっそ〜ん!そんなのつけるのぉ〜」
なんつって狙い通りの反応に
こちとら抜群の手応えを感じておりました。


なんと言ってもどんな人だって一度聞いたら忘れない。
印象に残る。話題に事欠かない。

「もうれつ」って言葉が衝撃でして。
そんな言葉時代遅れでダサくって誰も使っちゃいませんでした。
だから採用したのでありまして。



ここ最近、色んなことがありますでしょ、
世界的に、地球規模的に、宇宙まで含めまして。


温暖化現象だとかで気象状況が今までになかった
荒れようになってまいりました。

台風がいくつも起きたり、竜巻だとか、集中豪雨も。

そんなとき、テレビのアナウンサーさんは
この希に見る気象現象を表現する言葉にナント…。

我が屋号を使用するわけであります。

「台風00号の影響で、近畿地方の山間部にもたらした
“モウレツ”な集中豪雨は約一時間で一ヶ月分の雨量に達しました」
なんて表現をするようになりまして。


例えば、裏山からイノシシがおりてきて
畑を荒らしているニュースでも。

「お腹を減らした雄のイノシシが、
ハイキングで通りかかった男性めがけて
“モウレツ”に突進し危うく大惨事になるところでした」
と報道する始末。


原発事故でも「放射線量が“モウレツ”に上がっております」とか。


もう“モウレツ”なんて言葉は珍しくも何ともないわけであります。

世の中はもう平穏ではないのであります。

グーグルで検索したって、
最近では山ほどこの言葉にヒットしているわけでして。

猛烈工房のアドバンテージは無くなってしまいました。

くっそ〜、こんな世の中になるなんて
12〜3年前に想像しませんでしたで。

くっそ〜。

ウチもそろそろ屋号変えてみましょか。

まだ現代でそれほど使われていない言葉
「いとをかしデザイン」とか「よろづ工房」とか…。

パッとしませんなぁ。

2012年10月18日木曜日

技術力

先日、ウチのマンションでエレベーターの点検がございました。
2基あるうちの片一方ずつ運転を止めて点検をされているのであります。
その点検中にたまたま遭遇しまして。

作業員のオッチャンが一人寡黙に作業をされております。

「お!写真撮ってよろいいですか」

ワタシ、思いと口は自動的に連動されていますから、
思った瞬間音声になっております。


「え!あ!あぁ、どうぞ〜」

まぁ当然の反応でございます。
少し躊躇されて、まぁいいかって具合であります。


その昔ワタシ、エレベーター会社のパンフレットなどを
作成しておりまして。

作業風景のカットを撮影させていただいたとき、
まさしくこんな感じのエレベーター内部だった事を思い出しました。


こんな小さいかご内に人間を6人も7人も載せて高層階まで
ほとんど大きな揺れを起こさず移動させる心臓部がここなのかと。
想像していたほどの複雑さは無く、
シンプルに作り上げている技術力に感心した次第で。


そう、日本のエレベーター技術は本当に世界一なのであります。

大手メーカーは10円玉をかご内に垂直倒立させ、
高速上昇させても倒れないなんてコマーシャルをうっておりましたが。

まさしく日本の技術はそういうものであります。

数年前とんでもないエレベーター事故なんかが
世間を賑わしておりましたが、あれは外国のメーカーでしたしね。
国内でもちょろちょろあったようですが、
ほとんどが人的ミスでありました。


日本は技術大国なんですよ。
最近他国から諸般の事情でやられっぱなしで、
経済も弱くなって技術も外国に流出しているって
ナントカ評論家は嘆いてますけど。


イヤイヤ、
日本民族が供えている丹念な仕事力ってものが対でなければ、
本当の技術力なんてそんな簡単に流出しないんですよ。

心配するなとは言いませんが、
嘆く必要はまったくございませんよ。


ワタシ、作業されているこのオッチャンの
少々薄くなりかけている頭頂部を見ながら思うわけです。


「一生懸命技術立国ニッポンを支え続けてくれているオッチャン、
 オオキニ」


ワタシ、思いと口は連動しておりまして。

最後の「オオキニ」だけ声に出していたわけです。

「え!あぁ…。撮れましたか」


心持ち引きつった声でこたえられました。



2012年10月17日水曜日

オッチャン

夕暮れの天神橋筋。
ちょうど南森町の交差点に差し掛かった頃。

信号待ちをしているワタシの右隣にキュキー!

ブレーキ一発大きな自転車が停車いたしました。

何気にその方向に目を向けまして。

一瞬にして懐かしさが込み上げてまいりました。

イヤイヤ、どちらかと言うと若い女子高生が
ジャニーズの嵐のメンバーを見つめるような
憧れと申しましょうか。


そう、その人は業務用の自転車いっぱいに
透明のビニール袋に何か知らないものをたっぷり詰め込み、
どこかへいつも急いで運んでいるのであります。


その透明ビニール袋の後ろには
沢山の紙切れを貼られておりまして。

これがサイボーグ009のマントほどに靡いて
天神橋筋を駆け抜けて行く姿は圧巻であります。


そして、その紙切れ。そう、そこに書かれている言葉。

俳句なのか、短歌なのか、なんなのか。


ワタシがその昔南森町に住んでいた頃、
この人をよく見かけておりました。

その度、ワタシはこの人に興味を持ち追いかけて
写真を撮りたいと予々思っておりました。

しかしその度、この人はいつも急いでおり、
全く追いつけなかったのでありました。


その人が今、ワタシの隣にいる。

「オ、オッチャン!」
ワタシ、緊張に声かすかに震えるも呼びかけるのであります。


異様な雰囲気におずおず振り返るオッチャン。

「あの、写真撮ってもいいですか〜?」

え!オッチャン少々たじろがれながら。

「この紙か?」

多分、今までもそういう申し出があったのでございましょう。
すぐにこの紙のことと想像されたのでありました。


「イヤ、全部!全部!オッチャンも!」


ワタシ、もうファン心理でございます。

何もかも欲しいのであります。

少したじろぐもそのオッチャン。

「エエよ、でも次んとこ行かなアカンから。普通に走るで」

「はい!ついてまいります!」

被り気味に言い放つワタシの目の前で
信号が青に変わったのであります。


上体を半分沈め、ダニ・ペドロサよろしく瞬時にロケットスタート。

iPhoneのカメラにセットする前に飛び出したオッチャンに。

「オ〜!」奇声を発しながらワタシもスタートするのであります。


スタートダッシュするオッチャン
追いつけない
紙がたなびいております

















そう、その紙に書かれている文言をワタシは追いかけるのでございます。




「デマカセ女 ひと七十は 学ばず言ひ」
「いかなるや 人も勉強 するは大事」←田中角栄は勉強しなさいよと
「ばら秋や 明日香のたな田に 彼岸花」
「ロダンの 考える人を 思うなら」
「老センター まど風すずし あき彼岸」
「彼岸おわり 手合す秋夜の ミナミ御堂」
「老いて智の 若き時にまされる事 若くして 貌の老いたるに まされる如し」
 ↑年を重ねると知恵は若い時より優れ、それは若い人の容貌が老人よりまさっているのと同じだ。
「日本の 青少年を 育てるや スポーツ野球 豊中から」
「近くたち たかさ日本一 ハルカス知る」←大阪阿倍野区あべのハルカス、ビルの高さ日本一到達。

もうですね、素晴らしいわけですよ。
沢山の紙切れに書かれたメッセージ。

やっと追いついたワタシに、オッチャンは清々しく仰られるわけです。
「どや、撮れたか?」
「ええ、もう。あ、オッチャンの顔を…」
「そうかほんなら良かった。じゃぁな」
「あー、オッチャン…」
バシャ!!



オッチャンは颯爽と右手を上げ去って行ったのであります。
まるで「アディオス」と言わんばかりに。
結局、今回もオッチャンの顔を写すことが出来ませんでした。
多分また出会う楽しみを残してくれたのでありましょうか。
今度じっくり、紙切れの短歌について語り合いたいと思うワタシであります。

2012年10月16日火曜日

爽やかギャルよ

それぞれ癖のある人々がひしめき合い、
ごった返した都会の街中で。
それぞれ癖のある人々が各々の目的を心地よく果たす為に
サービス業は存在するのであります。

喫茶店、そうでしょう。定食屋さん、もちろん。
本屋さんだってそうですわな。
風俗のお店、きわどく間違いございません。

してワタクシ、DVDなんかをレンタルしてもらえる
大手ショップに参りまして。

平日にも関わらず、たくさんのお客さんでごった返しております。
まさにそれぞれ癖のある人々がひしめき合っていたのでございます。

4枚1000円のキャンペーン中でありまして、
友達に借りて欲しいと言われていた数枚と、
ワタシが借りたい数枚と併せてレジに並んだのでございます。

まぁ、別段トラブルも無くワタシの番がまいりまして。
応対してくれたのは笑顔のカワイイ、
エエところのお嬢さん風爽やかギャルでございます。

もうオッサンが表現するものですから、
古いといわれようが気にも止めません。
こちとら、上機嫌で爽やかギャルに会員カードを渡します。


「はい、1000円キャンペーンのご利用でよろしいですか」
爽やかギャルは、手元のDVDをピッて4枚した後、
ゆっくり顔をワタシの顔と同じ位置に相対して行くのであります。

ワタシの心の中と言ったら
「いやぁ爽やかギャルよ、そうそうワタシと正対してくれたまえ。
じっくり顔を見せてくれたまえよ。グヒヒヒ」

いやいや、ここまで酷くはないにしてもそこそこお楽しみであります。

ゆっくり顔を上げたギャルはワタシと正対し、
笑顔を崩さず「7泊8日でございます」と仰いました。

ワタシ、この「でござい」の「ざ」のあたりでございました。
フラッと一瞬、全く不意に一瞬、目眩を生じまして。

目眩と言うよりも気絶寸前と申しましょうか。
強烈な臭気がワタシの鼻腔を駆け抜け、
脳幹の先端まで辿り着いたようでございました。

爽やかギャルに悟られてはならぬと、懸命に力を振り絞り
斜め3度傾いた上半身を起き上がらさせ、
何事も無かったように顔だけ左に5度振り
「はい」こちらも爽やかギャルよろしく
スマイルを振りまき答えたのでございました。

ごった返した都会の街中で、
それぞれ癖のある人々がひしめき合っております。

そう、一日中サービスと称する拷問を強いられ、
癖のある人々にも振りまく笑顔の安売りに
疑問を呈してはならない環境に置かれた爽やかギャルは、
見事ストレスというナパーム弾に胃の辺りを
絨毯爆撃されていたのでございました。

ガンバレ爽やかギャルよ。
都会はキミのようなストレスを感じている人でてんこもりだ。
かくいうワタシもその予備軍。
そのうちこの臭気が都会のニオイと化すであろう。

そう、ワタシの微妙な身体の揺れを敏感に察知したギャルは
「ありがとうございました」を心持ち
うつむき加減に発したことをワタシは忘れない。

知り合いの変態君なれば、
この上なき幸せと飛び跳ねたことだろうに。

2012年10月14日日曜日

mouretsu.net

やっとのことでございます。


その昔、2003年に始めましたモウレツドットコムという自社サイト。
立ち上げ当初は毎日コラムを更新し、
中々の頻度でコンテンツも頑張っておりましたが、
2年を過ぎた頃からコラムの毎日更新を
言い訳バリバリで一日おき、三日おき。
さらには週単位から月に一回ほどの更新になり、
結局滞るという没落の道を辿るのでありました。

その他コンテンツなど言うに及ばず、
当初の志はもろくも崩れ去るわけです。

最後の更新から3年程、
どなたにもアクセスされずサーバ使用料にドメイン更新料を
垂れ流し状態で無駄遣いしていたわけでありましたが、
バカなヤツでもこれは本当にムダなのだと気付きまして
必然的にサイトを停止解約の運びとなりました。

しかして、このバカ野郎はサイト消失いたしますと
心持ち淋しくなるのがバカのバカたる所以であります。

「いずれ、またまたやりまっせ!モウレツドットコム!」
会う人会う人に吹聴しておりまして。
こうしてバカは狼少年へも進化するのでございます。

エエ加減、誰にも信用されなくなった今年の六月。
ある人から「万年筆売ったはるオモシロイ人いますよ」と
ご紹介いただきまして。
お会いして取材をさせていただくことになり、
本格的にモウレツドットコムが始動したのであります。

mouretsu.comのドメインは解約した時点で横文字の
ようわからんところに所属されたようでありまして。
今回心機一転mouretsu.netを取得し晴れて
本日オープンしたという次第であります。

今回バカは色々と考慮いたしました。
また無謀にもコラム毎日更新いたします!
コンテンツもドンドン新しく作ってまいりますよ!
なんてことは申しません。

自分のサイトなんだから自分一人でやりたいことをやって行くんだ!
などと宣言することもやめました。

まず、昔ご厄介になっておりましたデザイン事務所の元社長さんに
ご参加いただくことになりました。
この方、撮り鉄でさらにエロエロオヤジという
四暗刻単騎ツモのダブル役満みたいな人であります。

今まで撮りためた鉄道のある風景写真に少し不思議な文章をのせて
お届けするコンテンツをご提供いただきます。
本日には原稿が間に合わなかったのですが、
近日更新ということであります。

もうひと方、
まだ正式に決定ではありませんがご参加の予定であります。
こちらも写真に絡めたかなりまっとうなコンテンツであります。
いや、エロ社長さんがフザケているわけではございません。
そこの辺り誤解無きようよろしくお願いいたします。

して、お前は何をするんだ!もっともなご指摘であります。
ワタシは何をしたいのか、まだ整理が出来ておりません。

ふざけるな!お叱りごもっとも。
当分このむだばなしと、
時々もうれつな人たちのインタビューをメインに
井戸端ばなしと、本当に思い立ったときにいきなりな特集を
ぶち上げると…。

つまり、昔のモウレツドットコムと何ら変わらない、
進歩していない、ということでございます。


しかし、バカがバカなりに考えた
今回のモウレツドットネットのコンセプトは
「やりたいことは一人でやるな!みんなで共有しよう!」という
他力本願にて成立する己の欲求実現に挑戦することであります。

いえいえ小難しいことを羅列すれば立派に見えるでしょうが、
ワタシが疲れて更新を怠っても他の人たちのコンテンツがあるから
気が楽でしょうってことであります。

すみません、とにかくモウレツドットネット始めてみます。

どこまで続けられるか、何ができるか、
一緒に目撃いただければ幸いです。

http://mouretsu.net/