2013年1月28日月曜日

大学生

学歴で将来が左右されていた昭和50年代。
確実に落ちこぼれの当方にとって大学とは高嶺の花であった。

ましてキャンパスライフをおくる大学生には
嫉妬を含む羨望の眼差しで見つめていた。
その名残でか、
何々大学卒業ですなんてプロフィールを述べられると、
一瞬緊張して「大学生さん、ですか…」とさん付けする始末。

その劣等生の私が先土曜日、晴れて大学生となったのである。

その名も「奈良ひとまち大学」

国公立?否。私立?近い。

学校教育法上で定められた正規の大学ではなく、
生涯学習を推進する団体である。
そう、誰でも講義ごとに申し込み、
人数多数の場合は抽選で受講できる大学。
奈良にまつわる内容を地元の方々が講師となり、
講義いただける。

学生証も発行されて、
協賛店で学割サービスも受けられる本格的なもの。

この日の講義は
「カワイイ、だけが鹿じゃない! ~野生動物と仲良くするには?~」

奈良の鹿愛護協会事務所の講義で、
あまり対外的に知られていない人と鹿のトラブル、事故、
鹿が芝や木の幹を食することによる自然環境の功罪、保護活動等々。

人との共生ができない鹿を隔離し一生を見守る「鹿苑」の見学。


隔離されている鹿たち
人と共生できない鹿は角を切られず各所で戦う姿が見られる
同級生たちと鹿苑に見学
今回講義された鹿サポーターズクラブ吉村さんと
奈良ひとまち大学スタッフの方々

とても興味深く楽しい。
知らなかった事を教えて貰うのはとても気持ちがいい。
これも大学生の一員になったからだろうか。

大学生の義務としてこの講義のレポート提出を求められた。
一緒に参加したシェンシェイは放免で、
最初に手続きをした私だけが求められたのである。
どうやら初めて参加した人の中で一人だけ選ばれるらしい。

光栄な事だと、このブログをアップし終わったら
早速取りかかる事にしよう。

そう、大学一年生としての自覚を問われているのであるからにして。



ちなみにこの日は若草山の山焼きで、
夕方から夜にかけて大勢の人たちでごった返すであろうと
私は生駒の宝山寺にのぼり、
遠くから山焼きの火を写真におさめてみた。



まったくピンぼけでテイタラク。

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