2012年10月19日金曜日

モウレツ

ワタシの屋号は、猛烈工房と申します。
下の名前タケシから一字とった訳で。

「なんじゃこれ〜」って名前がイイってワタシの希望で、
イラストレーターのシェンシェイがつけてくれたのです。


もうかれこれ12〜3年前の話であります。

その当時、まさしく「え〜!モウレツ!?ー」
「うひゃうひゃ〜」「うっそ〜ん!そんなのつけるのぉ〜」
なんつって狙い通りの反応に
こちとら抜群の手応えを感じておりました。


なんと言ってもどんな人だって一度聞いたら忘れない。
印象に残る。話題に事欠かない。

「もうれつ」って言葉が衝撃でして。
そんな言葉時代遅れでダサくって誰も使っちゃいませんでした。
だから採用したのでありまして。



ここ最近、色んなことがありますでしょ、
世界的に、地球規模的に、宇宙まで含めまして。


温暖化現象だとかで気象状況が今までになかった
荒れようになってまいりました。

台風がいくつも起きたり、竜巻だとか、集中豪雨も。

そんなとき、テレビのアナウンサーさんは
この希に見る気象現象を表現する言葉にナント…。

我が屋号を使用するわけであります。

「台風00号の影響で、近畿地方の山間部にもたらした
“モウレツ”な集中豪雨は約一時間で一ヶ月分の雨量に達しました」
なんて表現をするようになりまして。


例えば、裏山からイノシシがおりてきて
畑を荒らしているニュースでも。

「お腹を減らした雄のイノシシが、
ハイキングで通りかかった男性めがけて
“モウレツ”に突進し危うく大惨事になるところでした」
と報道する始末。


原発事故でも「放射線量が“モウレツ”に上がっております」とか。


もう“モウレツ”なんて言葉は珍しくも何ともないわけであります。

世の中はもう平穏ではないのであります。

グーグルで検索したって、
最近では山ほどこの言葉にヒットしているわけでして。

猛烈工房のアドバンテージは無くなってしまいました。

くっそ〜、こんな世の中になるなんて
12〜3年前に想像しませんでしたで。

くっそ〜。

ウチもそろそろ屋号変えてみましょか。

まだ現代でそれほど使われていない言葉
「いとをかしデザイン」とか「よろづ工房」とか…。

パッとしませんなぁ。

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